@article{oai:osaka-shoin.repo.nii.ac.jp:00002251, author = {白川, 哲郎 and シラカワ, テツロウ}, journal = {大阪樟蔭女子大学学芸学部論集}, month = {Jan}, note = {P(論文), 1926(大正15)年に開校した樟蔭女子専門学校は、1929(昭和4)年5月、その年3月の第1回卒業生から中等教員免許の無試験による認定取り扱いの許可を得た。樟蔭学園に遺る『検定ニ関スル試験問題集』は、それに関わって実施された試験問題の控えを綴ったものである。本稿は、そのうち家事の免許を認められた家政科の試験問題を紹介し、若干の検討を行ったものである。検討の結果、家政科のいくつかの科目では当時の経済状況や戦況を反映する試験問題が出題されており、また、当時の歪んだ"日本と日本人の優越性"認識に基づいた出題がなされている科目が存在したことも知られた。加えて、実用的な科目であるが故に、戦時下の物資や食糧が不足する状況下にあって、それに対処し得る知識や技量を問う、実践的な出題がなされている事例についても指摘した。以上のように本稿では、実用的な科目が比較的多くを占める家政科の試験問題について、十五年戦争の影響を具体的に明らかにした。}, pages = {1--18}, title = {十五年戦争期の女子専門学校「家事」試験問題}, volume = {47}, year = {2010} }