@article{oai:osaka-shoin.repo.nii.ac.jp:00002236, author = {塚口, 眞佐子 and ツカグチ, マサコ}, journal = {大阪樟蔭女子大学学芸学部論集}, month = {Jan}, note = {P(論文), モダンデザインの発展経過を観るに、歴史様式の混乱状態に始まり、さまざまな運動や思潮やデザインが、1920年代後半には現在に直結するメインストリームに収束されていく。この過程の代表的住宅作品のいくつかを観ると、ある共通した施主像が検証される。革新的な自身の社会的政治的芸術的立場を住宅デザインで表明しようとする姿勢であり、従来的な家族観とは相容れない変則的な家族像である。彼らは伝統に逆らう強い意志で、社会改革など独自の社会的な目的を持ち、建築家と協同しモダンデザインの住宅を出現せしめたのである。公共建築とは違い、ユーザーの同意がなくては作品は生まれない。モダンデザインの代表的作品とされる住宅の、施主像と設計プログラム、その結実を分析することで、モダンデザインの住宅誕生の必然的背景を探りたい。併せて、アヴァンギャルド住宅が、奇異な存在から社会へ受容され、30年代には早くもCMシーンに利用されるに至る経過を、アヴァンギャルド住宅の施主像の変化から明らかにしたい。 なお、本稿は論集第45号の続編である。本稿を初めてご覧いただく方のために、「要旨」と「I.はじめに」および「II.総論」は、論集第45号に掲載したものに若干の手を加え再掲載している。}, pages = {143--164}, title = {モダンデザインの背景を探る : 1920年代アバンギャルド住宅誕生におけるクライアント像 その2}, volume = {46}, year = {2009} }