@article{oai:osaka-shoin.repo.nii.ac.jp:00002235, author = {定延, 久美子 and サダノブ, クミコ}, journal = {大阪樟蔭女子大学学芸学部論集}, month = {Jan}, note = {P(論文), 現在、紙は様々な用途に活用されているが、日本では性能の高い和紙を材料にした紙衣という紙の衣服が古くから着用されてきた。近年では環境への配慮という視点から、和紙や和紙テーストの素材による衣服なども発表されている。これまで発表されている和紙や和紙テーストの素材の服飾造形作品を調査した結果、一般的な洋服の型紙を用いてミシンで縫合されている作品が多く、従来の衣服構成の方法が用いられている。本論では、独特のテクスチャーを持つファッション材料としての紙衣和紙に注目し、その特徴を生かした衣服造形を目指した。作品制作に使用する紙衣和紙は、和紙を漉き、蒟蒻糊を塗布して加工する工程から取り組んだ。加工した紙衣和紙の性能試験は、一般的な布地であるシーチングも試料に加えて比較することによって、ハリが強く、大変軽いという特徴を明らかにすることができた。これらの特徴を最大限に生かすために、広がりのあるスカートと袖に膨らみのあるブラウスを制作した。ブラウスは1枚の方形の紙衣和紙で制作し、スカートは9枚の方形の紙衣和紙を張り合わせて制作した。スカートは、紙衣和紙の特徴であるハリと軽さを生かして、裾広がりのシルエットとズミカルな裾のラインを作り出せた。ブラウスの袖のふくらみや身ごろのボリュームも紙衣和紙のハリと軽さを利用して制作した。}, pages = {133--142}, title = {紙衣和紙の衣服造形 : 素材の研究とデザインの考察}, volume = {46}, year = {2009} }