@article{oai:osaka-shoin.repo.nii.ac.jp:00002226, author = {柏野, 健次 and カシノ, ケンジ}, journal = {大阪樟蔭女子大学学芸学部論集}, month = {Jan}, note = {P(論文), 英語の数ある文法項目の中で「比較表現」についての文献は内外とも比較的少なく、また現行の中学校の検定教科書を見てもその扱いはきわめて簡単である。これでは、生徒にとっても、また教える側の教師にとっても情報不足の感は否めないであろう。そこで、本稿では教えるための英文法のケース・スタディとして「比較表現」を取り上げ、形容詞の文字通りの意味と中立的な意味、as ~as構文の表す本当の意味、as~as構文の表す語用論的な意味、「鯨の構文」の訳し方、比較級と否定、「no+比較級+than」と「as+形容詞+as」の比較、最上級とthe、日本の英語教育に見られる誤解について解説していきたい。その際、日本の学習英文法で知られていないこと、あるいは誤解されていることを中心に述べていくことにする。 本稿で明らかにした情報は自信をもって英語を教えるために、教える側の人間が必ず携えていなければならない種類のものである。「教えられたように教えるな」とよく言われるが、日本の英語教育界にあっては、かたくなに新しい知識の導入を拒み、従来の教え方を断固として変えようとしない教師が多いと聞く。英語研究も医学の研究と同じように、分からなかったことが次第に分かってくるという性質を帯びているのであるから、教える側の人間の研鑽が切に望まれる。}, pages = {17--28}, title = {教えるための英文法 : 比較表現編}, volume = {46}, year = {2009} }