@article{oai:osaka-shoin.repo.nii.ac.jp:00002108, author = {豊嶋, 幸生 and テシマ, ユキオ}, journal = {大阪樟蔭女子大学学芸学部論集}, month = {Jan}, note = {P(論文), シンガポールは、マレー半島南端にあり、国土面積が淡路島と同程度の小島国である。1965年の建国以来、わずか数十年の間に驚異的な経済発展を遂げ、今や完全に先進国の仲間入りを果した。シンガポールが経済発展のモデルとし、多くを学んだのは日本である。しかし環境づくりについては全く異なり、独自の計画を作成し、次々に環境改善を実施した。今や、この面でも一流の先進国と呼ぶにふさわしい美しい都市国家を創り上げている。道路、交通システム、緑化などの素晴らしさは、東南アジアでは群を抜いている。本稿では環境政策の中で、一般の人が最も関心を持っていると思われる街づくりが、どのように計画され、実施されたかを報告する。一部の地域では、計画のディテール、実施の方法、メンテナンスのやり方なども取り上げ、シンガポールの街づくりの方法を分析する。 日本では経済性優先の時代が過ぎ、景観に対する配慮が関心を集めるようになってきている。風格ある街並みの多いのはヨーロッパだが、それに比べると日本の街はひどく見劣りがする。ヨーロッパの伝統的な思考法の中に、建物の外観は、外部の人から見えるものである限り、それが私物でも公共性を有するものであるという認識があり、それが統一された美しい街並みを創っている主な原因と思われる。シンガポールの街づくりには、強力な行政力をバックにした強引さが垣間見えるが、公共性を軽視する人の多い場合、それも一つの方法ではないかと考えざるを得ない。}, pages = {219--231}, title = {シンガポールの街づくり}, volume = {45}, year = {2008} }