@article{oai:osaka-shoin.repo.nii.ac.jp:00002104, author = {定延, 久美子 and サダノブ, クミコ}, journal = {大阪樟蔭女子大学学芸学部論集}, month = {Jan}, note = {P(論文), 本稿の内容は、使用済み衣料から漉いた、再生紙を材料とした衣服作品試作の取り組みである。 日本では近世を中心に、紙衣といわれる和紙の衣服が着用された時代があった。布帛の普及とともに紙衣は着用されなくなったが、現在でも伝統和紙として歌舞伎の衣装や和装小物などに使われている。紙衣和紙は、楮を原料として漉かれた和紙に蒟蒻糊や柿渋を塗布して制作するが、今回の試作では、使用済み衣料から紙料を作って再生紙を漉き、紙衣和紙と同じ方法で蒟蒻糊再生紙と柿渋再生紙の制作を試みた。この再生紙について衣服材料試験を行い、紙衣和紙の性能と比較することによって衣服材料としての可能性を明らかにした。この試験結果を参考に、衣服制作が可能と思われる柿渋再生紙で女性用ジャケットを制作した。このジャケットは、布地と同じく鋏で裁断した後に、ミシンで縫合して仕立てた。再生紙の表面は少し光沢があり、非常に軽く、裁断や縫合も可能で、再生紙を材料とした衣服制作が可能であることを明らかにできた。}, pages = {161--169}, title = {紙を材料とした衣服造形の取り組み : 再生紙を材料とした衣服作品の試作について}, volume = {45}, year = {2008} }