@article{oai:osaka-shoin.repo.nii.ac.jp:00001952, author = {武田, 雅子 and タケダ, マサコ}, journal = {大阪樟蔭女子大学学芸学部論集}, month = {Mar}, note = {P(論文), エマスンの知的宇宙と彼の時代-アメリカ・ロマン主義の文化史的考察」と題する共同研究課題において、エマスンと同時代人の1人としてのディキンスンとの関わりを担当することになった。ディキンスンに与えたエマスンの影響を見る先行の研究を整理する作業の前に、その前提として、ディキンスンがエマスンと関わったどのような歴史的事実があるのかをまとめてみた。 それらは、ディキンスンが文学に目覚めたきっかけがエマスンの詩集を読んだことであること、ディキンスン所蔵のエマスン著作がいくつか残っていること、ディキンスンが書簡などの中で、13回エマスンに言及していること、自ら進んで発表したわけではなかったが、出版された一つの詩がエマスンの作に擬されたこと、エマスンがアマストに講演に来て隣家の兄夫婦の家に滞在したが、ディキンスンはおそらく講演も聞かずエマスンに会うこともなかったろうということである。 このように事実としてあがってくることは決して数多くはないが、ディキンスンにとってエマスンの思想は、詩人としてのあり方を考える時、換骨奪胎した形で取り入れられ、血となり肉となっていったと思われる。}, pages = {23--34}, title = {ディキンスンの捉えたエマスン : 伝記的事実に見る}, volume = {42}, year = {2005} }