@article{oai:osaka-shoin.repo.nii.ac.jp:00001823, author = {佐藤, 達郎 and サトウ, タツロウ}, journal = {大阪樟蔭女子大学学芸学部論集}, month = {Mar}, note = {P(論文), 前回に続き、揚雄官箴の注釈と訳を行う。中には揚雄の作であるか疑わしいものもあるが、概してそこには共通のパターンが見られる。まず冒頭で各宮司の職掌を美分調で抽象的に概括し、ついで上古の尭舜禹の理想の治世を讃え、一転して夏殷の桀紂の事蹟が戒むべき例として挙げられる。更にその後、周末より春秋を経て戦国へと陵遅の歴史をたどり、暴秦の破滅へと至る。こうして蹉跌と衰亡の軌跡を省み、以て君主-表面上は-への鑑戒とするのである。そこには揚雄の生きた前漢末期から王莽時代の不安な政治社会情勢が投影されていると思われるが、その点については論考篇で改めて述べることにしたい。また、このような揚雄官箴の特徴が、後漢の崔[エン]・胡広らにどう継承され、変化を見せていくかについても、次回以降の作業をふまえて検討されるべきであろう。}, pages = {189--200}, title = {漢代の古官箴 訳注篇 (中)}, volume = {40}, year = {2003} }