@article{oai:osaka-shoin.repo.nii.ac.jp:00001818, author = {小林, 政司 and コバヤシ, マサシ}, journal = {大阪樟蔭女子大学学芸学部論集}, month = {Mar}, note = {P(論文), 被服が着用者に似合うか否か、すなわち「似合い」については、きわめて多くの判断基準が存在する。また、そこにはさまざまな要因が考えられるが、とりわけ被服の色彩は非常に重要であると考えられている。「似合い」の判断基準を、被服の色と着用者の肌の色におき、着用者の肌色の美しさを問うのであれば、これは理想の肌色の存在を示唆する。ここでは、ファッションカラーコーディネーションの系統的な手法を提案することを最終目的としながら、まずそのような肌色が存在するのか否かを検証した。 実験では、色彩選択プログラムを作成し、「理想の肌色」を調整法により提示することを試みた。各背景色上の肌色のRGB値は、それぞれわずかな差が認められるものの、RGBの大小関係などは同一の結果が得られた。一方、背景色の構成部分とΔR、ΔG、ΔBの比較から同時対比現象の発生が確認できた。 今回の被験者は、特定大学の学生に限定されているため、性別、年齢、居住地域など多くの共通性をもった被験者ということになるが、結果としては多少の個人差はあるものの、「理想の肌色」として特定の色が認められた。また、背景色の影響としては、一般の配色に認められる対比効果が現れた。したがって各個人の肌色が、この「理想の肌色」に近づくような対比効果をもたらす被服の存在が示唆された。}, pages = {119--127}, title = {ファッションカラーコーディネーションに関する研究 : 「理想の肌色」は存在するのか}, volume = {40}, year = {2003} }