@article{oai:osaka-shoin.repo.nii.ac.jp:00001731, author = {神藤, 光野 and 内田, 良樹 and シンドウ, ミツノ and ウチダ, ヨシキ}, journal = {大阪樟蔭女子大学学芸学部論集}, month = {Mar}, note = {P(論文), 本報では,銅,鉄,すず,アルミニウムイオンによる食用タール色素の変色・退色に対するりん酸のナトリウム塩(りん酸一ナトリウム,りん酸二ナトリウム,りん酸三ナトリウム)およびカリウム塩(りん酸一カリウム,りん酸二カリウム,りん酸三カリウム)の添加効果を検討した。銅イオン添加で影響の見られた赤色102号と黄色4号,5号においては,りん酸二ナトリウム,りん酸二カリウムの添加濃度が高くなるにつれて吸光度残存率は回復した。青色2号においては,りん酸一ナトリウム,りん酸一カリウムで添加効果がみられた。鉄イオン添加系で影響の見られた赤色3号,104号,105号に対してりん酸二ナトリウム,りん酸二カリウムを添加した場合,色調は回復した。また,すずイオン添加で影響の見られた赤色102号,40号,2号,黄色4号,5号においては,りん酸二ナトリウム,りん酸三ナトリウム,りん酸二カリウム,りん酸三カリウム添加で濃度が増すに従い吸光度残存率が上昇することを確認した。アルミニウムイオン添加で影響の見られた赤色3号,105号,青色2号に対してりん酸二ナトリウム,りん酸三ナトリウム,りん酸二カリウムを添加した場合,添加濃度が高くなるほど効果があったが,りん酸三カリウムを添加した場合には濃度に関係なく有効であった。このように,各種金属イオンの添加により生じたタール色素の退色・変色は,今回実験に供した6種のりん酸塩のうち,特にりん酸二ナトリウム,りん酸二カリウムの添加により極めて効果的に防止されており,その効果はすでに報告したEDTACa2Naに代わる色素安定剤となりうることが明かとなった。}, pages = {79--92}, title = {食用タール色素に関する研究 (IV) : 金属イオンによる色素の変色・退色に対するりん酸塩の効果 (1)}, volume = {39}, year = {2002} }